2004-09-01から1ヶ月間の記事一覧
森 博嗣 (ASIN:4062646145) 犀川、西之園コンビによるシリーズ第3弾。だんだん仕掛けも大きくなってきました。シリーズ最初の2冊と、森氏と哲学者の土屋氏との対談本を読んだせいか、森氏の好きな「論理」がわかってきたような気がします。特に今回の「仕…
メリル・R. チャップマン, 星 睦 (ASIN:4844319418) 私のように70年代の終わり頃からマイコン〜パソコンを使っていた世代(つまり雑誌のアスキーやI/Oの創刊を目撃した世代ということですが)にとっては、とても興味深く読むことのできる本でした。90年…
土屋 賢二, 森 博嗣 (ASIN:4062125803) 通りがかりの山下書店の店頭に平積みになっていたのを思わず購入してしまいました。週刊文春などに軽妙(?)なエッセイを連載し続けている哲学教授土屋氏と、建築学科助教授にしてミステリィ作家の森氏の対談です。普…
森 博嗣 (ASIN:4062645602) ということで、森博嗣氏の2冊目です。解説にも書かれていましたが、この本は確かにオーソドックスなミステリという印象を受けました。実際の執筆順で言えば、この本が一番早い時期に書かれたそうですので、その意味では最初にこ…
藤原 ヒロユキ (ASIN:4344900596) 幻冬舎の「知識ゼロからの〜」シリーズには面白いものが多いのですが、この本も例外ではなく、ビールの世界への気軽な(でも十分本格的な)入門書になっています。この本は先日サンシャインで開催された「ワールドクラフト…
森 博嗣 (ASIN:4062639246) というわけで、森博嗣氏の作品に手を出してみました。「すべてがFになる」というタイトルの意味は早い時期に予想ができましたが(まあ一種業界用語のようなものです)、トリックを構成する核心アイデアはわかりませんでした。 し…
恩田 陸 (ASIN:4101234132) 知り合いに教えられて読んだ一冊。これは読む「少年ドラマシリーズ」ですね(笑)。とある高校に代々伝承される「サヨコ」という奇妙な習慣、そこへ登場する美しい転校生「津村沙世子」、古い部室、文化祭、と古典的とも言える道…
田中 仁彦 (ASIN:4121012542) ヨーロッパの古民族ケルトは、文字を持たなかったために自らの古い記録は残っていないものの、ギリシャの歴史家の記述、シーザーのガリア戦記などを通して、その文化をかろうじて垣間見ることができます。この本はまず、ケルト…
鴻上 尚史 (ASIN:4334783120) 鴻上氏が過去に光文社文庫から出していた何冊かの本から、時事的なネタを抜き煮詰めたエッセイ集です。ほぼ10年ほど前に書かれていたエッセイですが、鴻上氏のファンならば彼の原点を確認するような喜びを味わうことができる…
夏目 房之介 (ASIN:4408321710) ということで、昨日に引き続き「漱石」つながりで、夏目漱石の孫である夏目房之介氏の著作である本書を読んでみました。NHKの番組の企画でロンドンの漱石の下宿を訪ねた際に房之介氏が感じた「違和感」を出発点として、そ…
多胡 吉郎 (ASIN:4166603981) ロンドンに留学していた夏目漱石は、帰国直前の1902年の秋にスコットランドを訪問しています。この旅は PITLOCHRY (ピトロホリ)という街に暮らすジョン・ヘンリー・ディクスンという人物の招待を受けてのものでした。ディ…
青木 雄二, 宮崎 学 (ASIN:4931062210) 本当ならもっと早く出版される筈の本のようですが、著者の一人青木氏が昨年急逝したため、一時出版が棚上げされていたようです。内容は、タイトルそのものが良く要約していて、ときに人の心を狂わせてしまうカネについ…
近いうちに読もうと思っている本のバックログが段々増えてきています (^-^;。
今日は都内某所でセミナー講師をしていました。丸一日立って喋り続けるのは、やはりなかなかハード。というわけで、本日は力尽きて本を一冊読みきることができませんでした(はい、単なる言い訳です)。
桂 米朝, 筒井 康隆 (ASIN:4022598352) この類稀な対談は、桂米朝氏が文化功労者に、筒井康隆氏が紫綬褒章を受けられたことを記念して、2003年に大阪朝日新聞の企画で行われた対談が「発端」でした。このときは新聞紙面用に1時間程度の対談をということ…
業田 良家 (ASIN:4091818382) 「自虐の詩」「空気人形」「祝福屋福助」といった、「哲学系」ギャグ漫画家、業田良家(ごうだよしいえ)氏による作品集です。例えば描かれるのは、人間が感じる様々な「拘り」です。 それは正義であったり、肉親への愛情であっ…
最近更新が遅れ気味です。申し訳ない。
高橋 哲雄 (ASIN:400430895X) 「以前はアイラ島にも、今よりはるかに多くの人が住んでいたんだそうですよ」。あるバーにてバーテンダー氏がそう話してくれたのですが、ではその多かった人たちがどうして、いなくなってしまったのでしょうか。そうしたちょっ…