酔眼漂流読書日記

本と音楽と酒場と言葉

2004-06-01から1ヶ月間の記事一覧

この日本人に学びたい

松尾 スズキ (ISBN:4334782574) 「大人計画」の主宰者松尾スズキ氏が、雑誌「ロッキン・オン」に連載していたものです。最初ナンシー関流の辛口人物評論の気持ちで読み始めたのですが、妙に文章の居心地が悪く、途中で放り出しそうになっていたのですが「坂…

ということで今は博多です

怒涛の国内出張も今週で少し落ち着けるかもしれません。

現代人の論語

呉 智英 (ASIN:4163655700) 実際この本を読むまでは「論語」の真の価値を理解していたとは言えなかったと思います。論語は決してかび臭く堅苦しいだけの道徳論ではなく、筋を通すためには世俗の権力に逆らい、叛乱軍に与することも良しとする、大変ラジカル…

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だからあなたは騙される

安斎育郎 (ASIN:4047040258) 科学者である著者が、ライフスペース事件や、ユリゲラーの事例などを通して、人間が騙されるメカニズムを解き明かした本。この本を読むことにより、超常現象モドキによる詐欺事件が少しでも減ることを祈らずにはいられません。著…

スコッチ・ウィスキー物語―ラベルに読む英国の歴史

森護 (ASIN:4469242942) スコッチ・ウィスキーのラベルを題材に、英国の歴史の様々なエピソードを絡めて解説した本です。最初に紋章学の初歩についての解説があり、ウィスキーのラベルという小さな世界にも、何百年もの歴史が刻まれている場合があることがわ…

海外個人旅行マル得マニュアル

山下マヌー (ASIN:4094114319) 海外旅行版「見栄講座」といった趣でしょうか(笑)。内容はまあ常識的なことなのですが、団体ツアーしか経験のない人には参考になるでしょう。飛行機やホテルの手配、現地についてからの交渉ごとなどについて、読みやすい解説…

「人生の答」の出し方

柳田邦男 (ASIN:4103223146) ううむ。大上段に振りかぶったタイトルなのですが、内容は柳田氏が死を見つめながら必死に生きた人々の日々を報告する内容です。タイトルで損をしていないかと少し心配ですね。決して安易な結論を与えてくれるようなものではなく…

「分かりやすい表現」の技術―意図を正しく伝えるための16のルール

藤沢晃治 (ASIN:4062572451) 私もときどき人前で様々なプレゼンテーションを行ったり、文章を書いたりすることがあるのですが、そのたびに冷や汗が流れる思いをしています。この本は人に伝える「表現」をいかに洗練すべきかの、ヒント集です。大変実用的で最…

岡山おそるべし(笑)

実は今回、出張がてら初めてマジメに岡山市内を探検しました。その結果、先日の日本酒の蔵のみならず、バーにも優れたお店が何軒かあることがわかりました。実際街の規模に比べてもやや過剰ではないかと思われる程の密度だと思われます。 もちろん東京と違っ…

大使閣下の料理人 (現在19巻まで刊行中)

西村ミツル(原作), かわすみひろし(作画)(ASIN:4063286312) 一般にあまりなじみのない大使公邸料理人を主人公にしたコミックです。前の方の巻はベトナムに赴任中の話で構成されており、最近は日本に帰ってきてからのエピソードが描かれています。政治と…

思想なんかいらない生活

勢古浩爾 (ASIN:4480061797) 「まれに見るバカ」(ASIN:4896916018)で世の中の「バカ」をなで切りにして笑わせてくれた著者が、今度は世の自称他称の「思想家」「哲学者」「文学者」達を批判した本です。相変わらず勢いがあってトッテモ面白いのですが、考…

ごゆっくり、おくつろぎ下さいませ

ゴメンナサイ。日頃「変な英文」にはあまり反応しないようにしているのですが、あまりにも面白かったので記録しておきます。現在出張で、とあるビジネスホテルに宿泊しているのですがその室内の壁にごゆっくり、おくつろぎ下さいませと書いてありました。ま…

赤磐酒造「滴一滴 斗瓶取り」

夕方仕事が終わった後、岡山の蔵元である赤磐酒造を見学に行きました。この「斗瓶取り」は物凄い偶然が重なって、当日その場で4時間ほど時間をかけて絞って(袋吊で)用意していただいたものです。これまでいただいた日本酒の中でも一二を争う美味しいお酒で…

築地魚河岸三代目 (現在11巻まで刊行中)

はしもとみつお (ASIN:4091843565 他) 銀行でリストラ担当だった主人公が、最後に自分をリストラして、奥さんの実家のの築地仲卸の三代目を継ぐところから話が始まります。主人公がど素人なので、業界知識を学んでいく過程を無理なく読者も追体験することが…

現在各地を巡る長期出張中。だから、というわけではないのですが、 今週は以前読んだ食べ物に関するコミックスを中心にご紹介します。

日本はどう報じられているか

石澤靖治・編(ASIN:4106100525) とかく他人の噂は気になるもの。とはいえこの本は単なる噂話ではなく、諸外国のマスコミがどのように日本を報じているかをコンパクトにまとめた本です。取り上げられる国は 第1章 イギリス 第2章 フランス 第3章 ドイツ 第4章…

漢字と日本人

高島俊男 (ASIN:4166601989) 漢字は中国からの輸入品です。もともと輸入品の文字をつかって日本語を表現しようとさまざまな努力を重ねた結果、世にも複雑な表記体系が生まれました。たとえば「十一月の三日は祝日で、ちょうど日曜日です」という文の中には4…

カクテルNo.100 - White Flag

ということで、ついにオリジナルカクテルも100個目に到達しました。「E君の降参の白旗」という意味で White Flag という名前になりました。なお名前は私が考えましたが、レシピ内容は E君ご本人に考えて貰いました。 ウォッカ 30ml ブラックパインリキュ…

スターバックス謹製「珈琲リキュール」

すこし古いニュースですが、スターバックスが自ら開発した珈琲リキュールを今年後半から発売するそうです(量産はジンビームに委託)。このリキュールはスターバックスの店頭では販売せず、レストランやバー向けに売るということのようです。 今年の後半には…