binge watching
(ビデオなどを)一気に見る
binge というのは、「どんちゃん騒ぎ」といった意味を持つ単語です。元々は「何かに浸す」という意味だったようです。
そこから転じて「短期間に大量に何かを消費する(特にアルコールを大量に飲む)」という意味で使われます。
なので従来は binge drinking で「馬鹿飲み」といった意味で使われることが多かったのですが、最近は別の方向に使われるようです。このひとつが、ここにあげた binge watching で、ビデオ(DVD)やストリーミングで映画やテレビのシリーズを一気に見ることを表現します。
WIkipedia によればこの表現の歴史は 2013 年ころからのようです
The word's usage was popularized with the advent of on-demand viewing and online streaming. In 2013, the word burst into mainstream use when Netflix started releasing episodes of its serial programming simultaneously.
In November 2015, the Collins English Dictionary chose the word “binge-watch” as the word of the year.
Netflix がTVシリーズをまとめてリリースし始めたことで出てきた言葉のようです。
2015年には Collins English Dictionary が「今年の言葉」として “binge-watch” を選んだとありますね。
他に binge の使われる新しい用例として
binge-worthy
というものもありますが、これは「binge する価値がある」という意味です。
"Dude, Breaking Bad is such an amazing show. You should watch it. It's totally binge-worthy."
「なあ、Breaking Badは凄い番組だぜ、絶対見るべきだね。ハマる価値はあるよ」
といった感じで使われます。