酔眼漂流読書日記

本と音楽と酒場と言葉

猫の足跡

本日の夕食時。あまり時間もなかったので、ラーメンでも食べて簡単に済まそうかと思い、入ったことのないお店に入りました。店構えはまあ普通でしたが、一歩お店に入ると、午後6時過ぎだというのにお客さんはゼロ。一瞬ひるんだものの、他の食べ物屋を探すのも少し億劫だったので、そのまま入ることにしました。
お店にいたのは50代半ばの女性で、私がお店に入って適当な席に座って壁のメニューを見ていると、愛想のよい笑みを浮かべながらメニューを持ってきてくれました。
と、なぜかこの女性慌ててテーブルを拭き始めます。おや?と思ってテーブルの上に目をおとすと、わかりにくいながら猫の足跡が点々とついています。どうやら今まで店内が猫の運動場になっていた様子。最初の印象がますます悪化しましたが、毒食わば皿まで*1と、醤油ラーメン 850 円を頼みました。プレーンなラーメンにしては結構高いではないですか、他のメニューは軒並み 1000 円弱。さてさて。
出てきたラーメンは、屑野菜のようなものがちょっぴり入っていて、食べ手のことを考えて(^^;グルタミン酸ソーダを控えめに使った(要するに味も旨みも薄い)ものでした。これで 850 円かぁ。
久々の食べる不幸でした。合掌。
なお、お店を出るときに、片隅に黒い猫ちゃんが(トイレ付)ちょこんと座っているのを確認いたしました。猫は嫌いじゃないんですが、テーブルの上で遊んでいるのはちょっと…と思った次第。箸や調味料も並んでいることですしね。

なお今日読んでいるのは「県庁の星」という、役人を題材にしたユーモア小説なのですが、まだ途中です。いまのところ荻原浩氏の「メリーゴーランド」のような面白さには(まだ?)達していません。

*1:まあ、そこまで決意する義理はないのですけどね