酔眼漂流読書日記

本と音楽と酒場と言葉

カクテル2題

お題は「ネバダ」です。さてネバダの標準的なレシピとは以下のようなものです。

ホワイトラム 40 ml
ライムジュース 10 ml
グレープフルーツジュース 10 ml
砂糖 1tsp
アロマチックビターズ 1 dash

砂糖は好みで入れたり入れなかったりですが、私は入れない方が好きです。ライムの酸味とグレープフルーツの甘苦い味の効いたカクテルで、それほどアルコールも強くないので、最後の締めに飲んだりします。もちろんライムとグレープフルーツジュースはフレッシュなものを使っていただきたいところ。

さて、とある初めての Bar にて

私「ネバダをお願いします」
相手「・・・レシピをご存知ですか?」
私「あ、ご存じないなら結構で・・・」
相手「カクテルブック見ますね〜」
私「(あ〜行っちゃった)」

ネバダジントニックマティーニのように有名なカクテルではありませんが、まあそこそこ「名前のあるカクテル」とは言えるでしょう。
全く聞いた事がないというのは、ある程度経験のあるバーテンダーなら問題だと思いますが、レシピが一部あやふやでも別に構わないと思います。でもそのときは奥にグレープフルーツをとりに行くフリでもしながら、さりげなくカクテルブックで確認して欲しいですね(笑)。

まあ上で書いたように、私はどちらかと言えば砂糖抜きが好みなので

私「砂糖は入れないで下さい」

と声をかけました。

まあそれはともあれ、カクテルブックでレシピを発見したバーテンダー氏、材料を揃えて。。。と見ていたら、冷蔵庫から紙パックの濃縮還元グレプフルーツジュースを取り出してシェーカーへ。。。砂糖の有無など関係ないほど甘みのついたカクテルになるに違いありません。。。出て来たカクテルは予想通り(?)の仕上がり。多分紙パックのジュースとお酒は混ざりにくいのでしょうか、なんだかこれでもかというくらい長いシェーキングをしていたのにもかかわらず、味がバラバラで、お酒とジュースの境目が舌の上でわかるような気がします。しかも長いシェーキングのせいか水っぽくもあり。。。これもネタかと出て来た直後に半口、もうしばらくしてから半口飲んでみると、短時間のうちに見事に味が壊れています。

オーナーバーテンダー氏はベテラン風で、しかも店内に書かれていることから7〜8年続いているお店のようでした。不思議ですね。色々な意味で。