酔眼漂流読書日記

本と音楽と酒場と言葉

どっからでもかかって来い!―売文生活日記

どっからでもかかって来い!―売文生活日記

どっからでもかかって来い!―売文生活日記

雑誌”WiLL”の連載をまとめたものだそうです。まあ連載の基調が「憤慨日記」のようなものですから、この本の内容も様々な「理不尽」に筆者が怒っている様子が詰め込まれています。そうした様子をみて溜飲を下げるもよし、読者自身の「喧嘩」の参考にするもよし、文筆業のバランスシートに思いを馳せるもよし、といろいろな観点で楽しむことが可能な本です。
しかし、一方抽象的には同じ内容の繰り返しと見る事もできますので、退屈と感じる方もいるかもしれません。私は「楽しかった」ほうなのですが(2時間強程度で読めますので)。