酔眼漂流読書日記

本と音楽と酒場と言葉

二杯目

ということで、また別の初めての bar にて。懲りない私は再びネバダを注文してみました。今度のバーテンダー氏はさりげなくカクテルブックは確認していたようですが、フルーツはフレッシュを使っています。と、出て来たカクテルをみると妙に赤みがかっています。普通に作るとホワイトラムに柑橘類ですから白っぽいカクテルになるのですが。。。ピンクグレープフルーツでも使ったのでしょうか?。。。いやいやこの香りは。。。最後のアロマチックビタース(アンゴスチュラビタース)の入れ過ぎです。通常のレシピでは 1 dash ですから、せいぜい入れても1〜2滴。こんなに色がつくなんて。

私「ええと、すみませんがカクテルブックを見せていただけないでしょうか」
相手「はい、どうぞ」

すると、ああなんということでしょう。多分誤植だと思いたいのですが、最後のビタースの量のところに 10 ml と書いてあります。通常1〜2滴のところを 10 ml も入れたらそれは赤くなるでしょうし、強烈で支配的な味と香りになってしまいます。詳しくない方のために他のたとえで言えば、これは料理のレシピ本に「塩少々」と書くべきところに「塩握り拳大一塊」と書いてあるようなものです。

さすがにこれはネタとしても飲めないと思ったので、作り直していただきました。まあ実際には向こうの方も「これは何か変じゃないか」とは薄々感じてはいらっしゃったようですけどね。

ということで、意外にネバダでは「遊べる」ということが分りました(笑)。