酔眼漂流読書日記

本と音楽と酒場と言葉

はじめに。

今日から旅日記を付けることにする。平たく言えばドサ回りの記録だ。仕事道具を抱えて東へ西へと走り回る日々も久しい。ここに記すのは主に移動の記録、旅先で見聞きしたものなどである。読者の役に立つかどうかは定かではない。
ノートブックコンピュータがこのような仕事の形態を可能にしている(あるいは強いている)。仕事の内容はともかく、何はともあれ仕事環境の話から始めよう。
今私の目の前にあるマシンは Panasonic の AL-N1T515J5。世間では Let's Note という名前で通っている。以下 AL-N1 と略すことにする。

購入は97年の4月。静電パッドを用いた最後の Let's Note である。次の型からは光学式トラックボールになっている。実はこの違いは私にとっては重要ではない。携帯したマウスを使うことにしているからである。マウスは SANWA SUPPLY の COMFORT マウスの小型バージョン。持ち運びを意識した小さな作りで、最初は戸惑うが慣れてくると結構しっくりと馴染んでくる。これに極薄のマウスパッドを組み合わせて使っている。最初から話は脱線するが、マウスパッドは薄いものに限るというのが、最近の持論である。薄くて置かれた場所に密着しているタイプのものが良い。いくら薄くてもガサガサ動くようでは失格である。

本体の AL-N1 の仕様を更に書いておこう。CPUは 150MHzの Pentium で、主記憶は 48MB、ハードディスク(内蔵 2.5 インチ)は4GBである。今回はこれに外付け CD-ROM ドライブ(キャラベルの CD-36N)と FD ドライブを持参した。これらのドライブは普段は持ち歩いていないが、ソフトウェアのインストールの必要がありそうなので、持ってきた次第。普段は家に残してくる奴等である。

さて持ち物の話はこれからも少しずつ紹介して行くことにして、いよいよ日記に入ることにしよう。