酔眼漂流読書日記

本と音楽と酒場と言葉

Part2

三重県四日市市へやってくる。昨年12月から塩浜という場所にある某メーカーのシステム構築のコンサルテーションをしているのだ。使用するシステムは Forte という名の分散オブジェクト指向ミドルウェアである。トランザクションベースの大規模なシステム構築に向いた開発システムであるが、オブジェクト指向に馴染みのない開発者にはかなりハードルが高いだろう。

四日市は土曜日に降った雪がまだ残っている。どうも今年はずっと暖冬だと思って安心していたら、いきなり日本中で雪がどかどか降り始めて驚きだ。先週長野県塩尻に行ったときにも、1メートル程積もった雪に驚いたばかりだというのに。行きつけの四日市の Bar、 SAVOY のマスターに聞いたところでは、数年前のクリスマスに記録的な雪が降って都市機能が麻痺したそうだ。といっても一晩で50cm程度だったそうだが。

そのときの逸話としてこのようなものがあるそうだ。ある人が友人新婚夫婦を四日市から小牧空港まで送って行った。その友人夫婦は新婚旅行でニューヨークに行ったのだが、彼らがニューヨークに着いて「今着いたよ」と、お礼の電話を友人にしたところ、その友人も「実は俺も今着いたんだ」と答えたとか。

しかし、考えてみれば今年の1月8日の大雪では、東京近郊で似たような悲劇が起こっていたのだった。私もその日は大阪から新幹線で新横浜に向かっていたのだが、普通は1時間ほどで帰れる新横浜から自宅への道のりを4時間以上かけて移動した。最後は雪をかき分けながら歩いた。おかげで良くなりかけていた風邪が再び悪化するというおまけまでついた。