酔眼漂流読書日記

本と音楽と酒場と言葉

Sat.

四日市から町田へ。名古屋駅について新幹線の切符を買おうとしたら、普通席はずいぶん先まで売切れである。そこでグリーン車の切符を買い乗車。同時に国会議員の男性が結婚式の引き出物風の包みを提げて一人で乗ってくる。秘書も連れも、見送りも誰もいない。センセイも最近は節約ムードなのであろうか。

新横浜から町田へ向かう横浜線の中でA氏から電話。日立の Windows CE2.0 搭載機「ペルソナ」が某所で 7 万円弱という情報。一瞬考えたが、今回は見送ると返事。機能的にもVAIO505EX とは競合してしまう気がする。

家に辿りついて午後2時。一週間連続出張の疲れが出て、思わず夕方まで寝てしまう。5時くらいに起きだして夕食を摂るために「湘南麦酒蔵」という地ビールレストランへ赴く。場所はJR相模線の「香川駅」の近く。茅ヶ崎である。例によってカーナビが示す道筋にそって到着。最後の曲がり角に明るい看板が出ておらず、しかも住宅地の真中だったので、少しわかりにくかった。南側の香川駅から来たほうが看板を見つけやすいだろう。

最近たて続けに「多摩」「町田」「厚木」にある地ビール屋をまわって来たが、この「湘南」はかなり良い。ビールはもう少し味が濃くても良いような気もするが、バランスは良く、香りもビールらしさが漂う。もともと熊澤酒造という酒蔵の六代目の趣味が昂じて始まったブリューワリーのようである。内装の趣味も良く、料理の味も良い。特にタタミイワシを海苔につけて焼いた「湘南シラスの磯辺焼」は絶品である。こんなつまみが出るとますますビールがすすもうというものだ。

というわけで、関係者の方には申し訳ないが、極めて個人的な順位表を挙げてみる*1

場所 ビール 料理 雰囲気 総合 コメント
湘南 1 1 1 1 ビール好きの酒蔵経営者が、おいしいビールを気持ち良く飲んでもらうために、きちんと考えたお店とビール。得難い店である。
多摩 2 3 2 2 ビールはおいしいが、店の雰囲気が少々雑である。料理も垢抜けない感じがする。
厚木 3 2 3 3 ビールが少々変り種なのは(麦芽、ホップ、水以外で作っている)好みの分かれるところ。
町田 4 4 4 4 大量の客を捌くために、店の一部でビュッフェスタイルを採用しているが、料理、サービスともに感心できない。ビールもおざなりな印象がある。

*1:2007/05/08 追記:よく見るとあまり意味のない表でしたね。