英語のボキャブラリ不足を補いたい
Merriam-Webster's Vocabulary Builder (English Edition)
- 作者:Merriam-Webster
- 発売日: 2010/04/22
- メディア: Kindle版
最近は自動翻訳や、気軽にひけるオンライン辞書などもあるために、知らない単語を調べる労力も段々減ってきていますが、それにしても1ページに引かなければならない単語が多すぎると段々面倒になってきます。
そこでもう少しは英単語力(ボキャブラリー)を増やそうと思ったのはいいのですが、さすがに受験でやっていたように「出る順、頻度順」でひたすら大量に単語を覚え続けるのも、大人になると徐々に辛くなってきます(笑)。
ということで、自分にあった良い方法はないかなと思っていたときに出会ったのがこの本でした。この本の面白いところは、ユニットの冒頭でまず「語幹」を紹介して、次にその語幹から派生した単語を、説明とともに紹介してくれるところです。
ちなみに Unit 1 の冒頭はこんな感じです。
まず語幹として "BENE" が紹介されています。その説明は「ラテン語で『良い』という意味だ」という説明から始まって、いろいろな言語の中にどのように入っているかなども紹介されています。
その下にある benediction というのが、BENE から派生した単語で、これは「神を祝福する祈り」ですが、本文中には bene に ラテン語の dictio (英語では speaking)がついたもので、このことから benediction という言葉は「善き祈り」といった意味になったのだという説明が続いています。
これは個人的には興味深く面白い内容で、これを読んでいけば少しは楽しく単語を覚えられるのかなと思いました。
各 Unit の最後には確認テストもついていたりしますので、ゆるく読み続けていければ少しはボキャブラリーも増えるかもしれません。