酔眼漂流読書日記

本と音楽と酒場と言葉

go a long way toward 〜ing / have a long way to go / way to go

 

Long Way Home

go a long way toward 〜ing

〜するのにとても役に立つ

 「〜するのに長い道を行く」と直訳するとなんだか良く分かりませんね。

これは 「〜 という行為に対してずっと付き添ってくれる」ということから、「〜するためにずっと使える」すなわち「〜するためにとても役立つ」という意味になったようです。

Doing regular backups can go a long way toward easing the pain of a virus attack.

定期的なバックアップを行うことは、ウイルスの攻撃による苦痛を和らげるのに大いに役立ちます。

とか

A little knowledge of Spanish will go a long way toward making your trip to Mexico enjoyable.

スペイン語の知識が少しあれば、あなたのメキシコ旅行を楽しくする上で大いに役立つでしょう。

といった用例がみつかります。

実はこれと似ているのですが、意味は異なる表現があります。

have a long way to go

まだまだ先は長い 

 この場合、「行くための長い道がある」ということなので、「まだまだ先は長い」という意味になります。

I've learned a lot about computers so far, but I still have a long way to go.

これまでコンピューターに関しては沢山学んできたが、まだまだ学ぶことは沢山ある

ところが、これをさらに縮めるとまた別の意味になります。 

Way to go

やった!/でかした!/その調子!

アメリカの口語表現として、何か素晴らしいことをやり遂げた人に向かって、呼びかける言葉として "way to go" が使われます。

ただこうしたくだけた表現の常として、違う意味で使われることもままあります。

例えば

やるべきことがあるでしょ

 といった皮肉や

あ〜あ、やっちゃったね

 という「やったね!」とは反対の意味を持つ場合です。

こういう表現は実際に使われている場に何回か出くわさないと身につきませんね。