酔眼漂流読書日記

本と音楽と酒場と言葉

さようならファインマンさん

偉大な物理学者ファインマン博士の死去に際して、寄せられた様々な文章を集めた本です。
若いときから変わらず、アイデアの宝庫とでも呼ぶべき博士の横顔が次々と語られます。手放しで褒めるばかりでもなく、ありきたりの問題解決で十分なときにもひとひねり入れた解決方法を探さずにはいられないファインマン博士を愛情を込めて皮肉ったような描写も出て来ます。

有名な下の面白い書籍はあくまでもファインマン博士の目を通して書かれたもですが;

ご冗談でしょう、ファインマンさん〈上〉 (岩波現代文庫)

ご冗談でしょう、ファインマンさん〈上〉 (岩波現代文庫)

ご冗談でしょう、ファインマンさん〈下〉 (岩波現代文庫)

ご冗談でしょう、ファインマンさん〈下〉 (岩波現代文庫)

これらの本に登場する逸話を第三者の側からの視線で読みなおす楽しみもあります。

ファインマン博士のファンなら是非。