酔眼漂流読書日記

本と音楽と酒場と言葉

Whyte & Mackay 社訪問

この日の目的はグラスゴーに本社を置くホワイト&マッカイ社を訪問し、リチャード・パターソン氏*1に会うことでした(訪問したのは友人2名と私の計3名。友人のHさんがアレンジしてくれました)。

ホワイト&マッカイ社 Scotland 2007
スコッチの歴史に関するレクチャをうけてから、パターソン氏のラボ(ブレンドルーム)へ。ここには100種類以上のサンプルボトルがずらりと並べられていて(ボトルは毎日入れ替わる)それらの香りをパターソン氏が毎日チェックしながらブレンドの配合が決められて行きます。
私も沢山のサンプルの香りを嗅がせてもらい、個別に細かいニュアンスの違いがあることを解説していただきましたが、微妙なものはなかなか判断がつきません(当然ですけど)。
リチャードパターソン氏 Scotland 2007
最初30分程度の軽い表敬訪問のつもりだったのに、気が付くとランチを挟んで4時間ほどもウイスキーに限らず、日本の社会事情(なぜか現首相の行く末が気になるようでした)や家庭事情、飲酒文化やそのほかの習慣等についてあーでもないこーでもないとお話を致しました。
パターソン氏は大変気さくな方でとても感謝している次第です。とても得がたい経験でした。
夜は昼間の余韻を引き摺りつつ。スコッチウイスキーの充実したパブへ(意外かも知れませんが、スコットランドでもスコッチの充実しているパブはそれほど多くないのです)。半ば旅が終わったような気になったのでした(笑)。
パブ:ポットスチル Scotland 2007

*1:"The Nose" の異名をもつ著名なマスターブレンダー