酔眼漂流読書日記

本と音楽と酒場と言葉

第六大陸〈1〉

第六大陸〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)

第六大陸〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)

世界を股にかけ、次々と難事業を完成させてきた日本のゼネコン「御鳥羽建設」は、アミューズメントパークを手がける巨大企業から、月面上のエンターテイメント施設「第六大陸」の建設を依頼されます。工期は10年、予算は1500億。
丁寧なディテールの積み重ねが技術的リアリティを大きく損なうことなく読者を物語世界に誘います。
主人公の一人が天才美少女という「萌え」設定が少々辛い読者*1もいるかとは思いますが、それを割り引いても読ませるSFです。
なお本書は全2巻の一冊目です。

*1:私もそうですが