酔眼漂流読書日記

本と音楽と酒場と言葉

季刊「本とコンピュータ」2004年夏号

本とコンピューター
定期購読している季刊「本とコンピュータ」の最新号が届きました。毎回「本」をとりまく話題が満載でパラパラ拾い読みをして楽しんでいます。今回は帯に「出版社はなぜ、潰れないのか?」と大書してあり少しドッキリ。曰く「毎年1000店もの書店が消えてゆく一方で、あぶないといわれながらも出版社は生き残っている。その理由をさぐる総力ルポ!」とあります。他にも「古本屋の始め方」といった興味深そうな記事が沢山並んでいます。
もともとは津野海太郎氏が「本とコンピューター」(ISBN:4794961332)という洞察に溢れた本を出版したことがきっかけで始まった雑誌です。この本も名著だと思います。書籍とテクノロジーの関係についての、今でも色褪せない論評の一つだと思っています。ただ出版が 1993 年だったのでインターネットの以前の状況で書かれているのが玉に瑕ではあります。