酔眼漂流読書日記

本と音楽と酒場と言葉

英語ができない私をせめないで!

小栗 左多里 (ASIN:4479770666
新大阪駅構内の本屋に「ダーリンは外国人」(ASIN:4840106835)という漫画が平積みになっていました。新幹線待ちの間に少し立ち読みをしたらとても面白そうでしたが、結局そのときには買わず、その横に一緒に置いてあった同じ著者によるこの本を買ってみました。内容は「英語学習法探求記」です。
先の「ダーリンは外国人」という本のタイトルからも想像できるように、著者はイングリッシュネイティブのダンナを持つ人なのですが、ダンナが日本語ペラペラのために、どうしても英語学習の意欲が湧かずにいたところ、「そろそろ海外で暮らすことを考えてみない?」と言われてあせり始めます。まあ普通に考えればダンナに教えて貰えばよさそうな気もしますが、家庭内での師弟関係というのも難しいもの。ということで、巷にある様々な英語学習法を試し始めます。
この本が面白いのは、著者が「意志薄弱」な人であるという点で(本人もあとがきで言っていますが)、色々な学習法を試しはするものの次々に挫折して行きます。その結果、最後にはご本人に一番合っている「だろう」と思われる方法にたどり着くまでが書かれています。そういった意味では非常に「敷居の低い視線」で書かれていますので(笑)英会話教室のパンフレットばかり沢山集めてしまう人などにもお勧めできそうです。
ちなみに私の場合は有無を言わさず海外赴任に送り出されましたので、英会話はOJTオンリー。まあ現地に放り込まれてしまえば最後はなんとかなるものです(苦笑)。