酔眼漂流読書日記

本と音楽と酒場と言葉

患者さんゴメンナサイ 医者ってどーなってるの!?日誌

患者さんゴメンナサイ 医者ってどーなってるの!?日誌

患者さんゴメンナサイ 医者ってどーなってるの!?日誌

このコミックの著者は現役の医師であり、かつ「Dr.コトー診療所 生命の灯は消さない! (My First Big)」の医療監修をしているという方です。最近医療漫画は沢山ありますが、そのどれもが大なり小なりの「ドラマ化」「演出」を行っているのに対して、このコミックは医師の等身大*1の生活が描かれています。
やはり人の生き死にに神ならぬ身の人間が関わり合うことは大変だろうな、ということが改めてわかりました。
筆者は手塚治虫氏の熱烈なファンだそうですが、そのせいか本書の最終ページは「火の鳥:未来篇」のラストを意識したものになっていますね。サブタイトルは「ダーリンは外国人―外国人の彼と結婚したら、どーなるの?ルポ。」をひねった感じですが、まあこちらは編集者のアイデアでしょう。

*1:という言い回しは手垢のついたものですけど…