酔眼漂流読書日記

本と音楽と酒場と言葉

Wed.

博多から500系「のぞみ」(あの尖がった新幹線だ)に乗って名古屋へ。500系「のぞみ」は博多と新大阪の間で最高速を出すようになっている。いままでも500系に乗ったことはあったが、毎回JR東海の区間だったので、速度は普通ののぞみと同じだった。今回初めて最高速区間に乗ったわけだが、はっきり言って揺れが多く少々疲れた。これは初期の「のぞみ」に乗ったときに感じていた疲れと同じものである。

いつのまにか普通の「のぞみ」では感じなくなっていた疲労だが、今回改めて感じたのはやはりi一段と上がった速度のせいだろうか。名古屋に着くと、昨日の台風の影響で近鉄の特急はダイヤが乱れに乱れていた。

博多〜名古屋の新幹線の中では、講談社現代新書「無限論の教室」(野矢茂樹著)を読んだ。無限をどう考えるかという哲学の議論で非常に示唆に富んでいる。短い時間で一気に読めるので、興味のある人にはお勧めしたい。この本は博多駅で乗車直前に購入したものもである。他に購入したのは「空海の風景(上)(下)」、DDJ日本版最新号、博多のポケット地図。

四日市に着いてから書店白楊に寄り単行本を更に4冊購入。一冊は池田晶子の「考える人」。

無限論の教室 (講談社現代新書)

無限論の教室 (講談社現代新書)

空海の風景〈上〉 (中公文庫)

空海の風景〈上〉 (中公文庫)

空海の風景〈下〉 (中公文庫)

空海の風景〈下〉 (中公文庫)