酔眼漂流読書日記

本と音楽と酒場と言葉

与謝蕪村

今日読んでいるのは「ビジネスマン、必読。―会社と国、そして自由を考える100冊 (日経ビジネス人文庫)」。ん?あの斎藤貴男氏がビジネス指南書案内…?と思って手に取ったのですが、中身はやはり「斎藤節」でした。しかし今回もこの本の感想は書かずに(笑)、昨日と同様に同書の中で拾った言葉を紹介します。

遅き日のつもりて遠き昔かな

与謝蕪村の句です。ささやかな一日一日が積み重なるうちに、気がつくと多くのことが過ぎ去って、遠い日の思い出になる。といった意味でしょうか。多くの死と別れに巡りあったからこそ紡ぎだせる言葉なのかもしれません。
また、なかなか前に進めずに焦りを感じたり煮詰まった気持ちになっている若い人をそっと励ましているようなうたでもありますね。