今日も出会った言葉の覚書をしておきます。
秘蔵宝鑰(ひぞうほうやく) 序
沙門遍照金剛撰(しゃもんへんじょうこんごうせん)より
三界の狂人は狂せることを知らず
四生の盲者は盲なることを識らず
生まれ生まれ生まれ生まれて生の始めに暗く
死に死に死に死んで死の終りに冥し
迷いの世界に狂える人は、その狂っていることを知らない
真実を見抜けない生きとし生けるものは、自分が何も見えていない者であることがわからない
わたしたちは生まれ生まれ生まれて、生のはじめがわからない
死に死に死に、死のおわりをしらない
語の解釈以前に、言葉のリズムが面白いと思います。不謹慎な言い方を許してもらえるなら、まるで現代のラップに通じるものを感じます。