酔眼漂流読書日記

本と音楽と酒場と言葉

悠久の銀河帝国

知人の Blog で紹介されていたので、「クラークかぁ、最近読んでいないなぁ」と思って入手してみました。予備知識が全くなかったので(お恥ずかしい)、この話が「都市と星 (ハヤカワ文庫 SF 271)」と、その続編による二部構成であることを手に入れてから知りました。考えてみれば、第一部の「都市と星 (ハヤカワ文庫 SF 271)」部分の前身である「銀河帝国の崩壊 (創元SF文庫 (611-1))」も遥か昔に読んでいますから、今度が三回目の邂逅ということになります。懐かしく読むことができました。今読んでも古びた感じを受けないのがとても不思議ですね(翻訳文は少し改まっていますけど)。「ナルニア国物語」などの構成がやや古臭さを感じさせるのとは対照的です。
とはいえ、順調に読んだのは前半(第一部)までで、後半(第二部)に入ったとたん、ギクシャクして読むのをやめてしまいました(この第二部はグレゴリイ・ベンフォードの手によるものです)。このままだと気になるので、しばらく冷却して、再度第二部から挑戦してみたいと思います。