今までは一定件数以上の手術数をこなしていない病院に対して、保険料支払いが3割割り引かれていたが、それが廃止されるという記事。
http://www.asahi.com/life/update/0926/002.html
とても違和感があるのが下の部分
ところが、中医協の下部組織がその後、「一部を除き、手術件数と医療の質に相関関係が見られなかった」との見解を示した。関係学会を通じて110種の手術件数と5年生存率や成功率などを調査し、人工関節置換手術の一部には件数の多さと術後の改善率に相関関係が見られたものの、肺がんや尿路結石除去など多くの手術で件数と成功率に相関関係があるとはいえないという結論を得ていた。
単純に考えれば、手術件数と医療の質には相関関係がありそうな気がするのですが…。なんとなく統計のマジックが隠されていいるような気がします。もちろん元のデータを分析してみないとわかりませんが、もし仮に診療報酬欲しさに、一次データの解釈がねじ曲げられているとすれば、とても恐ろしいことです。
こうした「結論」は、まず「結論」ありきで論が進みやすいので心配です。杞憂ならよいのですが。