酔眼漂流読書日記

本と音楽と酒場と言葉

巨娘

(ご注意)破壊的ギャグ漫画。下ネタ暴力満載。その手のものが苦手な人は決して読まないこと。さあ、警告はしましたよ(笑)。

巨娘(1) (アフタヌーンKC)

巨娘(1) (アフタヌーンKC)

さるお店で友人のPさんから教えて貰った本。アフタヌーンは読まないので全く知りませんでした。主人公は身長 181 cm の長身女子。焼鳥屋店長。彼氏は弟の彼女の兄で身長 150 cm のカワイイ系。でも「ラブコン」のような甘ったるいラブコメではありません。
相当に戯画化されていはますが、「下流な人々」の織りなす人間模様をアップテンポのビートに載せて描き出しています。出てくる人物がみな一癖も二癖もあるところなど、明るい「ナニワ金融道」のようですね。

アマゾンを見ると、この作者には「神戸在住」というほのぼの系エッセイ漫画があるようですね。そちらのコメントを見ると、日常の細かい観察が得意な作者のようです。そちらも読んでみようと先ほど既刊のうち数冊を発注してみました。
神戸在住」とはあまりにも違う作風に、「『巨娘』を読んでついて行けなかった。☆ひとつ」というコメントも寄せられていますねぇ。ということは「巨娘」を先に読んだ人にとっては、「神戸在住」で好感度アップになるのかも?(笑)。

すぐれたギャグ漫画は社会に対する違和感をツッコミの力で白日の下にさらす効用をもっていますね*1

*1:まあ読んでいるときには理屈なんていらないんですけど