酔眼漂流読書日記

本と音楽と酒場と言葉

人は見た目が9割

人は見た目が9割 (新潮新書)

人は見た目が9割 (新潮新書)

「超」整理法―情報検索と発想の新システム (中公新書)」を読んだときには、一ページで説明できそうな内容を、よく一冊の本まで膨らませることができるものだと、素直に感心しました。また「バカの壁 (新潮新書)」や「さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 (光文社新書)」は、まずはそのタイトルの妙で売れた本だといえるでしょう。
さて、今回ご紹介する「人は見た目が9割 (新潮新書)」という本は、この両者の特徴を併せ持った、究極の本です。すばらしい。
すなわち、タイトル一行だけで内容のすべてを言い切っていて、かつタイトルのもつ俗耳に入りやすい響きが、この本をベストセラーの一角に食い込ませているのだと思われます。
タイトルを読むだけで中身がしっかり把握できるのですから、世界で一番早く読める本といっても良いでしょう(笑)。読者のエネルギーを節約してくれる優れた著作です。上に表示された画像を眺めるだけで、読了ですから気楽ですね。