酔眼漂流読書日記

本と音楽と酒場と言葉

松本美術館 - 写真展

上のお芝居は夜だったので、その前に近くの松本美術館に立ち寄り、開催されていた「読む写真展「地球を生きる子どもたち」」を見ることにしました。もともと子供というものは被写体となりやすいものですが、それでも戦争の世紀 - 20世紀 - が中心の作品は、戦争と災害に翻弄される子供たちのものになりがちですね。それらも印象的でしたが、一番心が痛んだのが、薬物中毒の親に育てられる子供達をルポした米国の新聞記事のコピーでした。豊かな社会の只中で「明日にはせめてひとつだけでも良いことがおきますように」と祈りながら眠りにつく子供の写真は(多分にヤラセくさくもありますが)人間の愚かしさを象徴しているようでした。

↓写真展の案内URL
http://www.city.matsumoto.nagano.jp/artmuse/p3/p3-html/p3-kikaku02.html