1999年2月18日を最後に3月を通して中断していた日記だが、その中断は以下の様に始まった。
2月19日の夜 Windows が頻繁にクラッシュするようになった。使用マシンは Let's Note CF-S51 (PentiumII 266Mhz, 128MB RAM) 。どうやらそのときに組み込んだツールが悪かったようなのだが、アンインストールしても事態は全然改善されない。そこで Windows98 の再インストールから行う事にした。もちろん出張先では何もできないので、自社事務所に戻ってからである。これでまず数日日誌が中断した。
さて事務所に帰ってきて作業開始である。一度でも Windows の再インストールをしたことのある方ならお分かりと思うが、これは大変な作業である。Windows そのものを出荷時の状態に戻すことは「プロダクトリカバリーCD」等によって随分簡便になっているが、筆者のようにその上に様々なツールをインストールしたり様々なデータを保有していると、それらを手順良くバックアップファイルから戻して行かなければならない。
このときの再インストールには都合5時間以上かかった。ハードディスクのフルダンプからはじまり、そうしてできたバックアップファイルを CD-R に焼き込むといった作業を進めながら、作業は終盤を迎えていた。
悲劇はこのページを編集するためにも用いている FrontPage98 をインストールしたときに起こった。インストールした FrontPage が起動しないだけでなく、他のツールにも影響が及び動作がおかしくなってしまった。特に Outlook98 が立ちあがらなくなったのは致命的で、これを中心に様々なメモやスケジュールを配置している筆者は非常に困ってしまった。
データそのものはダンプしてあるので大丈夫だと思うが、あとは何が原因なのかわからない Outlook 本体を再インストールしても駄目だしレジストリの中を眺め回してみてもよく分からない。それでなくても忙しい身の上、色々考えるよりももう一度再インストールすることにした。
ただし今回は仕事に必要不可欠なものを優先し、FrontPage98 のインストールは後回しにすることにした。多分もう一度慎重にインストールを進めれば、問題ないのかもしれないが再び問題が起きたときに、もう一度入れなおす時間と気力はない。
そもそも、この FrontPage98 は Windows98 のシステムにインストールすると Windows が「システムのコンポーネントが古いものに置きかえられてこのままでは動作しない、 Windows98 を再起動してコンポーネントが再び正常な状態になるまで待て」という怪しいメッセージが出るのである。FrontPage98 は Windows95 を想定しているということなのだろう。それにしても Windows98 がこのようなメッセージを出すということは Microsoft はこうした問題を知っていて、その対策を対症療法的に挿入していたということである。ヤレヤレ。
ともあれ納期の重なった3月中は多忙に多忙が重なり、少々体調を崩したりしたこともあって日記をつけることができなかった。4月に入りやっと一段落つき気を取り直しての再開である。