酔眼漂流読書日記

本と音楽と酒場と言葉

ICSE前の京都の夜

提案書素案を出張中に仕上げようと、色々とツールを VAIO にインストールする。OO-CASE ツール、分散オブジェクト指向プログラミング環境その他。

新横浜で駅裏の「 PC DEPOT 」という店をのぞいてみる。Shark250 というリムーバブルストレージを見てみようと思ったからだが生憎この店には置いていなかった。先日のディスククラッシュ事件以来、出張先でのこまめなバックアップをどうするかが課題である。

有力候補としてJAZ 用のポータブルドライブと、Shark250の両方を検討している。普通の外付け JAZ ドライブはあまり持ち歩く気にはなれないが、どうやらかなりコンパクトな JAZ ドライブが世の中にはあるらしい。一方後者の Shark250 はドライブもメディアも小さくアクセス速度もハードディスク並、かなり物理的な衝撃にも強いらしい。ただし250MB/Media である。

やはりカタログスペックだけではなく、実際に手にとって両者を比べてみたい。

意外なダークホースは、裸の2.5インチ内蔵ディスクを PC カードを通してアクセスするためのアダプタを使う方法。外部電源も要らないし、なにより速くて(ハードディスクそのものだから当たり前だ)、コンパクト(2.5インチ内蔵ハードディスクは当然ながらかなり小さい)。バルクのハードディスクなら安いし、しかも容量を選ぶことまでできる(1G〜8G位まで手に入る)。メディアを買ったらおまけにドライブが付いてきたという感じのお手軽さが良い。ちょうどレンズ付きフィルムを買うようなものだ。あるいはデータストレージの部分にアクセスメソッドがくっついていると考えれば、ソフトウェアの世界で言う「オブジェクト」と見立てることもできる。

実際に何を選ぶかはまだわからないが、迷っている間にもデータを失う可能性はある。だからあまりゆっくりとはしていられない。今週末迄には結論を出すつもりである。

夜再び京都に到着。先斗町(ぽんとちょう)を四条から50メートル程上がった※左手にある「一兆(いっちょう)」へ。知り合いのA教授、S氏、NC さんが先に居て、宴会を始めている。この店はおいしい日本酒を出すだけでなく、京都の旬の野菜を色々とつまみに出してくれる。なかなか良い店である。さんざん大吟醸クラスの日本酒を飲み、おいしい酒菜を平らげると一人あたり一万五千円程。少し高めだが東京に比べればまだましか。博多の「磯貝」に比べると高いが、これは場所柄致し方ないことか。

二次会は例によって「The Main Bar」。一杯目 Strathisla 15yrs、二杯目は適当なスペックを言って作ってもらったカクテル(ウォッカ、コアントロ、柚子のリキュール、グレープフルーツジューストニックウォーターソーダをシェイクしたもの。のように見えた。名前があるかどうかを聞きそこなった)。

※京都では北へ行くことを「上がる」南へ行くことを「下がる」と言うようです。住所表記にも使います。