酔眼漂流読書日記

本と音楽と酒場と言葉

秋野不矩とその美術館

土曜日の夜(22:00-22:30)テレビ東京で「美の巨人たち」という番組が放映されているのですが、8月20日、27日のテーマが前後編に分かれて「秋野不矩(あきのふく)」と「秋野不矩美術館」を紹介する内容でした。
もちろん番組はとても誠実に作ってあったと思うのですが、実際に美術館に足を運んで秋野不矩の絵を目の前にした私にとっては、その作品の魅力と「力」の100分の1も伝えることができていないというもどかしさを感じました。それほどに目の前でみる作品群は見るものを魅了する力を湛えていたのです。
秋野不矩は日本画家としての確固たるキャリアをもちながら、人生の半ば(50代半ば)でインドに出会うことにより、一度に何かに目覚めたような旺盛な創作活動が始りました。そしてその勢いは93歳で亡くなる直前まで衰えることはありませんでした。
機会があればまた天竜の美術館を訪れて、彼女の作品と対話してみたいものだと思います。

http://www.shizuoka.com/ns20/akinohk.htm
http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/picture/f_050820.htm