酔眼漂流読書日記

本と音楽と酒場と言葉

百日紅 (上・下)

葛飾北斎と彼を取り巻く日常を描いた作品です。ひとつ前の投稿の「とんでもねえ野郎」に続いて私が二番目に気に入っている作品です。この作品に描かれたエネルギッシュな葛飾北斎の姿を知ると、いままで何気なく眺めていた北斎の画が更に生き生きと輝きだすような気がします。
もちろんそれは杉浦氏の創造力が生み出した北斎なのですが、研究者ではない私たちは素直にその魅力を楽しめばよいと思います。

他にも気に入っている作品は多いのですが、ここでやめておきましょう。
近いうちに改めて作品を読み直したいと思います。

改めてご冥福をお祈りします。

合掌。