酔眼漂流読書日記

本と音楽と酒場と言葉

2000/02/19 Sat.

相変わらず PS2 の予約サイトにはつながらない。大変な混雑ぶりである。こうなることは予想できていたのだろうから、もっと別のアクセス手段を提供すべきだったのではないだろうか。例えば全てをインタラクティブにまかなうことはこのようなケースでは現実的ではないのだから、メールを使ったバッチ処理にするとか。こうしておけばすくなくともアクセスする人間がむなしく「リロード」ボタンを押しつづけなければならないということもない。

今日の気になったニュース(もとのニュースはポイントキャストの朝日新聞提供のもの);

 県警監察官室によると、昨年6月30日午後3時ごろ、市原市のスーパー店内で、警備員が代金の支払われていない小型のゲーム機2台を持ち、ゲームに使うカード類を開封している中学生2人を見つけ、同署管内の交番に通報した。駆けつけた巡査部長と巡査は、警備員から事情を聴いて、2人を万引きの疑いで補導した。

 同日夜、1人の少年の父親から同交番に「うちの子供は万引きをしていないと言っている」との抗議があり、再度調べた結果、少年1人は万引きにかかわっていないことが分かった。同署は「補導時に少年の言い分を十分に聞かなかった」として少年側に謝罪し、昨年7月末に和解したという。県警は8月初旬、巡査部長と巡査を処分した。

このニュースを読んでなんだか変だと思うのは、万引きが行われたスーパーの中で、盗まれたものを一緒に見ていたのだから、例え片方だけが実際に手を下したとしても、もう片方にも罪があるのではないかということである。たとえば盗んで方が「へっへっへ。ちょいとかっぱらってきたんだぜ、一緒に見てみようか」といっていたとしたら一緒に見たほうもほとんど同罪である。もちろん片方が全く万引きの事実を知らなかった可能性もあるので断定はできないが、補導員も状況的に共犯あるいはそれに極めて近いものと判断できるだけの感触を得ていたのではないか。警察の横暴は糾弾されなければならないが、そうした警察不祥事が続いたからといって、きちんと調べずにとりあえず謝ってしまえという体質になるのも困りものだ。