酔眼漂流読書日記

本と音楽と酒場と言葉

1999/01/08 Fri.

京都駅のキオスクで毎日新聞の夕刊の見出しが気になったので購入。阪神高速道路公団が料金所で「まいど」「おおきに」ということば使いをやめ「ありがとうございます」にせよとの通達を出していたという記事だ。実際に通達が出されたのは昨年10月14日で「利用者から苦情が来たので」というのがその理由だそうだ。では苦情が殺到したのかといえば、いままで累積でも数件だそうな。阪神高速道路の一日の利用件数は平均97万台。

公団側のコメントは以下の通り:「利用者の世代や社会的階層、出身地はさまざま。たとえ1人でも不快に感じるお客様がいる以上、無難な表現に変えざるを得ない」(同公団営業管理課長)とのこと。

まったく面白い発想をするものである。流石吉本を擁する大阪のお役所は一味違う。

是非10人くらいで阪神高速道路公団に「『おおきに』と言ってもらわないと不愉快だ」という電話を掛けてみよう。いったいどうなることやら。