酔眼漂流読書日記

本と音楽と酒場と言葉

馬と少年 ナルニア国ものがたり (5)

馬と少年―ナルニア国ものがたり〈5〉 (岩波少年文庫)

馬と少年―ナルニア国ものがたり〈5〉 (岩波少年文庫)

時代的には第一巻の後のナルニアが平和な時代。あまり魔法は登場せずに人間と喋る馬との珍道中といった風情です。しかし仮想敵のカロールメンは明らかにアラブ系ですねぇ。当時はまだ牧歌的な扱いで済んだのかもしれませんが、現在だとなにやらキナ臭い感じもしますね。
ところで、途中仙人が馬に対して「おもえが失ったのはうぬぼれだけだ」と諭すところはなかなか耳に痛いシーンでした。