大村 大次郎 (ASIN:4883924610)
まあかなり刺激的なタイトルですが、内容はそれほど過激ではありません。税務署との「正しい」お付き合いの方法といったところでしょうか。著者は国税に１０年ほど勤めた経験のある人だそうです。確かにあの手この手の脱税の手口も紹介されてはいますが、この程度の内容が問題なら映画「マルサの女」だって問題ということになります。結構知っている内容ばかりだったのですが、一つだけ興味深いと思ったのは、次の事実。
ご存知のように、あの手この手の脱税行為がばれると重加算税が数十パーセント追徴されるのですが、「もともと申告していなかった場合」には１５％の追加で済んでしまうということには少し驚きました。なぜなら脱税とは「申告内容に虚偽があること」を罰することであり、もともと申告していないものに対しては網がかからないからなのです。ふうむ。
いえ、ウチの会社はちゃんと申告していますよ（笑）。
