酔眼漂流読書日記

本と音楽と酒場と言葉

シェフ、板長を斬る悪口雑言集 II

友里征耶 (ASIN:4766207416)
歯に衣着せぬ物言いで物議を醸した前著の続編です。そもそも味覚に関しては主観が多くを占める部分が多く、その日の体調、連れ合いに影響されることも大なので、私はどのような「グルメ本」でも内容は参考程度にしかしないのですが、それでも思い入れの強い「悪口」は読んでいて面白いのは事実です。まあ悪口を言われる方はたまったものではないでしょうが、もしその悪口が全くの的外れなら、悪口を言った人間の信用が失われるだけなので放っておけば良いのです。悪口を言う側にもそれだけの覚悟が必要でしょう。
こうした本を読むのは、かの「恨ミシュランASIN:4022566884)」以来です。恨ミシュランでは、西原理恵子のヘタウママンガが読者の苦笑を引き出し、毒の中和にも少し役立っていたような気がします(笑)。