酔眼漂流読書日記

本と音楽と酒場と言葉

1998/12/20 Sun.

町田のヨドバシカメラにてソフトウェアとカロリー計算機を購入。後者についてもう少し書こう。

商品名は「カロキュレーター」バンダイ製である。大きさは小型の電卓程度。価格は税別で 2,880 円。身長と体重を入力したあと、目標体重と達成したい期間を入力すると一日に摂取すべきカロリーを計算してくれる。日々実際に食べたものを入力すると内蔵DBからカロリーを計算して一日の摂取量に対してどれくらい食べたかを教える機能を持っている。

今日食べたものを入力して計算してみると、夕食を食べ終わった段階で 106KCal のオーバー。お茶菓子は無しということになりそうだ。不足している栄養素に関しても教えてくれるので、少し面白い。

ここで、他日思わず購入してしまった SHARP の MT-200 (商品名:コミュニケーションパル)というメール端末について少し書こう。コンセプトとしてはポケットボードのパクリである。携帯電話への接続ケーブルが内蔵されているところも同じだ。外形はポケットボードよりも一回り大きい。デジタル携帯電話接続のため速度は 9600 bps である。

さて中身であるが、要するにキーボードと携帯電話のケーブルが付属しているザウルスだと思えば良いだろう。ペンも付属しているが手書き認識はできない。メニューを選んだりボタンをタップしたりできるだけである。

メールの送受信、ウェブページの閲覧、スケジュール管理、住所録の管理が可能で手書き入力を除きインターフェイスはザウルスのものとほとんど同じである。私はこれを2万円弱で購入した。ポケットボードが1万円以下で売られていることを考えるとこれは妥当な価格かもしれないが、低コストのしわ寄せが液晶に現れていてあまり見やすいものとはいえない(といってもポケットボードよりははるかに情報量も多く読みやすいが)。

速度が遅いのが少々辛いが、ノートPCを持ちたくないときにメールの送受信機能だけを気楽に持ち歩けるのが良いし、単3乾電池2本で80時間連続稼動というのも嬉しい。まあPHS一体型の PDA を買うという選択肢もあると思うが、携帯電話はカバー範囲が広いという有利な点がある。

他の選択肢としては WindowsCE 機に携帯電話、あるいはPHSを接続することだろうか。しかしこの選択肢は却って中途半端のような気もする、出かける際にPCを持ち出すかCEを持ち出すかを悩むよりも、PCを持ち出すかメール端末で良いかと悩むほうが決断が早いだろう(少なくとも私にとっては)。

しかしまだまだ決して理想的なメール環境というわけにはいかない。まあこの辺に関してはまだまだ試行が続くだろう。