酔眼漂流読書日記

本と音楽と酒場と言葉

遺留品

遺留品 (講談社文庫)

遺留品 (講談社文庫)

というわけで、パトリシア・コーンウェル氏の検屍官シリーズ第3弾です。面白さにはますます磨きがかかっていますね。また多くの個性ある登場人物の描かれ方も魅力的です。主人公の検屍官ケイトの、いわば相棒役である刑事マリーノも前作から更にその魅力を増しています。もちろんその魅力とはカッコ良さではなくて、むしろ人間臭いカッコ悪さにあるのですが(笑)。様々な法医学的なディテールが積み上げられていく過程も面白いのですが、登場人物達のさまざまな葛藤もこのシリーズの魅力の大きな部分を占めていると思います。
最後に真犯人へと導かれるきっかけが、少々偶然すぎるなとは思いましたが、全体的な面白さを損なう程のものではありません。

刑事コロンボ コンプリートDVD-BOX

朝いつもアマゾンの本を届けてくれるペリカン便のおじさんが、ひときわ大きな箱を抱えてやってきたと思ったら、中身はこれでした。全部で45話。これから一週間に一話ずつ見ても今年中には見終わりません…
早速今日一話(パイロット版「殺人処方箋」)を見てしまいました。放っておくとどんどん見てしまい廃人になりそうだったので一話だけで我慢しました。これからこの読書日記の更新ペースが落ちたとしたら、責任の一端はコロンボにあると思ってください(笑)。