酔眼漂流読書日記

本と音楽と酒場と言葉

iPad 初めの3日間

iPad (3G/64G) を 5月28日に手に入れました。3日間使った簡単な感想を箇条書きでメモしておきます。

  • 片手で持ち続けることはできないiPhone のように片手で持ちもう片方の手で操作を続けるのは少し苦しい。膝の上、机の上、その他どこかに置いて操作することが基本ですね(胸に抱えるように持てば、まだ大丈夫ですが)
  • 画面は鮮やかできれい:動画を見るのには最高です。YouTube の高解像度版や DVD などを適度な距離で見ることができます。反対に本をずっと読み続けるのはやはり辛いかも。それでも iPhone で読むよりは遥かに楽ですし、姿勢を変えられることもあって、普通の デスクトップ&ノート PC で読むよりも楽です
  • 動作は軽快:動作はスムースであまり待たされる感じがしません。アプリケーションもすぐに開いてメモをとり始めたりすることが可能なのでノートPCをいちいち立ち上げる気にはもうなりません(ノート PC を持ち歩く必要があるシーンは、プログラム開発や書籍執筆などの、大量の入力・編集を行なう場合にだんだん限られてくるような気がします)
  • バッテリーは宣伝文句通り長持ち:宣伝通りバッテリーはなかなか減りません
  • 本体スピーカーの音も意外に良いiPhone よりはダイナミックレンジの広い音を聞くことができます。スライドショーなどの BGM もあまり貧弱な感じはしません
  • 画面が大きい分指紋が気になる:なんとなく iPhone のときよりも画面の指紋が気になります(笑)。画面クリーナーが必須かもしれません
  • 仮想キーボードは意外に打ちやすい:しかしやはり普通のキーボードのようにはいきません。少し長めのメールの返事を書いたりするのが苦痛ではないといった程度です。まるまる1ページ以上あるような長い文章はあまり書きたくありません。慣れの問題かもしれませんが
  • Apple 製ハードカバーは必須:画面を保護したり、斜めに保持してくれたりするケースがサードパーティからもいくつか出ていますが、Apple製のハードカバーはよく考えられていて、使い勝手も抜群です。いや、むしろ付属品で付けるべきだとさえ思いました(しかし 4000円近くという価格がネックです)
  • 資料を読みちょっとした校正などがやりやすい;iAnnotate PDFというソフトウェアを使うと、PDF にコメントを付けて行くことができます。高価なアクロバット・プロを購入せずに校正作業ができるので、執筆の機会が多い人には福音ですね
  • マルチタスクが早く実現されて欲しいiPhone OS4 になれば、複数のアプリケーションを切り替えて使えることがアナウンスされていますが、iPad アプリケーションの Keynote (パワーポイントのようなもの)を使ってプレゼンテーション資料を作りたいときなどに、Evernote やら Dropbox やら Web やらを参照して、copy & paste を行いたくなります(秋までお預けというのが殺生ですね)
  • 画面の回転は便利:ちょっと傾けるだけで、相手に読めるように画面が回転してくれるので、目の前の人に資料を見せるといった用途に本当に便利です
  • 大きさに意味がある:小さな PC あるいは 大きな iPhone という捉え方は、物理的には正しい描写ですが、人間の道具の一部として考えたときに、今の大きさがフィットする用途が確かにあります。刃物の場合を考えても、相似形であっても大きさによって用途が違うということと同じです