酔眼漂流読書日記

本と音楽と酒場と言葉

Old friends

Simon & Garfunkel 来日記念。勝手に訳詞その1*1
発表当時二十代だった彼らも、いまやこの歌の年齢に近付いています。四十年前の七十歳と、いまの七十歳は違うのかもしれません。少なくとも見かけは。でも心の中は?

老いた友たちよ、老いた友たちよ。
公園のベンチにブックエンドのように腰掛けている、
高い靴の丸いつま先に芝の上を飛ばされて来た
新聞紙がまとわりつく。

老いた友たちよ、冬に寄り添う、年老いた男たちよ。
コートに身を埋めて、夕暮れを待つ。
街の音は木々のふるいをすり抜けて、
老いた友たちの肩に降り積もる。

共に静かにベンチに腰を下ろした
私たちのこれからの未来がわかるだろうか?
七十歳になるのはどんな心持ちなのだろう。

老いた友たちよ、思い出は歳の数だけ重なり
静かに同じ恐れを重ねる。

原詞

Old friends, old friends,
Sat on their parkbench like bookends
A newspaper blown through the grass
Falls on the round toes
of the high shoes of the old friends

Old friends, winter companions, the old men
Lost in their overcoats, waiting for the sunset,
The sounds of the city, sifting through trees,
Settles like dust on the shoulders of the old friends
Can you imagine us years from today,
Sharing a parkbench quietly
How terribly strange to be seventy
Old friends, memory brushes the same years,
Silently sharing the same fears

*1:気まぐれで続編もアリ?