- 作者: 茂木健一郎
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2008/02
- メディア: 新書
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さて、この本は同氏による知的状況に対するアジテーション(あるいは知的苦悩(?)の表明)という位置付けでしょうか。日本の(あるいは世界の)知的状況を憂い、自分の立ち位置を表明しています。
その立ち位置とは「世界を引き受ける思想を紡ぎたい、しかしそれは途方もなく難しい、しかし物理の世界、哲学の世界を彷徨った果てに、世界を認識する『脳』のありように肉薄することが、世界を理解するための鍵であると思うに至った」といったところでしょうか。
こうした知的苦悩あるいは知的状況に対するアジテーションはどこかで読んだような記憶があるなぁと思いながら読んでいたのですが、思い返してみると読んでいるときの感覚が以下の本に似ていると思いあたりました。
- 作者: 山形浩生
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2007/04
- メディア: 文庫
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