酔眼漂流読書日記

本と音楽と酒場と言葉

The Bucket List

突然ですがフィンランドに出張しておりました。
フィンランドからみの小ネタもあるのですが、ここでは行きの飛行機の中でみた映画のご紹介を。

オンデマンドのメニューの中から選んだのは大御所俳優ジャックニコルソンとモーガンフリーマン共演の
"The Bucket List" です。意味としては「棺桶に入る迄にやっておきたいことリスト」といったものだそうな。

ひょんな事から同じ病室になった自動車修理工カーター・チャンバーズ(モーガン・フリーマン)と億万長者のエドワード・コール(ジャック・ニコルソン)はともに癌で余命6ヶ月の宣告を受けます。

沢山の家族に囲まれ、幸せである筈のカーターは、早すぎる結婚により学問の道を諦めた過去を持ち、病室で戯れに Bucket List を書き綴ります。それをみたエドワードは「一緒に夢を果たしに行こう」と誘い、二人のハチャメチャな世界旅行が始まります。

もちろん「おはなし」ですから、リアリティには欠けたような内容ではありますが、ツボを抑えた演技と脚本にすっかり魅了されてしまいます。分類上はコメディですが、おそろしくベタな内容でありながらも、いくつもの泣かせどころもあり、映画をみる幸せを満喫することができるような仕上がりです。

ネタバレになりますので細かい話は書きませんが、改めて大きなスクリーンで見てみたいと思いました。それはリストのなかに「荘厳な景色を見る」という望みがあったからです。その望みは果たしてどのように満たされたのか。。。

なお監督は、ロマンチックコメディーの傑作 "When Harry Met Sally...(恋人達の予感)"を製作したロブ・ライナーです。

それにしても邦題の「最高の人生の見つけ方」というタイトルはもう少しなんとかならなかったのでしょうか(笑)。

映画『最高の人生の見つけ方』公式サイト