酔眼漂流読書日記

本と音楽と酒場と言葉

キンキーブーツ

私事ですが、1月上旬にスコットランドに行って参りました。スコットランドのお話はどこかで出てくるかもしれませんが、ここでは行きの飛行機の中でみた映画のお話を。なにしろ片道12時間ほどかかりますので、映画も沢山見る事ができるというものです(今回使った ANA では自分の席でオンデマンドで好きな映画を選んでみる事ができました)。ということで一本目はキンキーブーツ。

まあ、以下のサイトがいつまであるかはわかりませんが。。。まずはオフィシャルサイトのご紹介を。

ブルーレイ・デジタル配信|ディズニー|Disney.jp|

英国ノーザンプトン(田舎)にある老舗靴メーカーを、父親の死によって突然引き継がなければならなくなった主人公が、競争激化によって業績の極端に悪化した青息吐息状態から、なんとか生き延びる道を見つけていくというプロットです。主人公がふとしたきっかけで出会ったドラッグクイーンからヒントを得て、ドラッグクイーン御用達のブーツ製作に特化する(ニッチを狙う)という流れですが、田舎町の保守的な職人達とドラッグクイーンとの間の「異文化」衝突と相互理解の過程がユーモラスに描かれます。
私が一番気に入ったのはドラッグクイーンたちのショーのシーンで、迫力のあるボーカルとダイナミックなダンスに魅了されました。まあプロットそのものも予定調和的に終わりますので、変なストレスも溜まりません(笑)。頭を空っぽにして笑って楽しんでスッキリ、という目的によく合う映画だと思います。