- 作者: 中島らも
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2001/10/16
- メディア: 文庫
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ただ内容はかなり「艶笑的」かつ「お下品」ですので、その手のシモネタを受け付けない方にはお勧めしません。
寝ずの番3の最後の唄がとても心に沁み込みます。
中島らも氏の最期には今でも心が痛みます。まことに「彼らしい」なにひとつ飾るところのない死でした。決して褒められたものではない、そして誰かに勧めることもできない生き方でした。そこから搾り出されたのがこうした「傑作」*1だったのだとしたら、芸術あるいは創作とはなんと残酷なものなのでしょう。
*1:もちろん中島氏の作品を駄作と判ずるひとも多かろうと思います。絶対的な芸術が何かを論ずることは私の手には余ります