- 作者: 曽野綾子
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2004/07
- メディア: 文庫
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曽野綾子氏の持ち味は、幻想を振り撒かず、現実を突きつけながら議論を展開するところです。願望と事実が違うというアタリマエのことを、ともすれば私たちは忘れがちになってしまいますが、海外で起きているさまざまなな事例を通して、私たちは自分たちがどうなって行きたいのかを問いかけられるような気がします。
まあ私は曽野氏の主張全てに賛成しているわけではありませんが*1、少なくとも本書内では氏としての筋道は通っていると思います。