2006-06-09 笑う大英帝国―文化としてのユーモア 本 笑う大英帝国―文化としてのユーモア (岩波新書)作者: 富山太佳夫出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2006/05/19メディア: 新書 クリック: 16回この商品を含むブログ (28件) を見るモンティパイソン的な、自虐的でありながら相手も巻き添えにする、決してお上品とは言えないイギリスのユーモアが好きなら、この本は半ば苦笑しながら読むことができると思います。王族、政治家、旦那と召使い。。。ここには「嘲笑すべき」しっかりとした対象と価値観があるが故に生じているユーモアがあります。 振り返ると、権威も伝統も失った日本人には、こうしたもののズレによってにんまり笑うという楽しみは失われてしまったのかもしれませんね。