酔眼漂流読書日記

本と音楽と酒場と言葉

池田小の卒業式

池田小の児童殺傷事件の当時小2だった児童たちが卒業し、当時死んだ子供たちの分の卒業証書も保護者に手渡されたという記事。

産経ニュース

気になったのが最初の段落でした。

平成13年6月、大阪教育大付属池田小(大阪府池田市)で1、2年生の8人が殺害され、教員を含む15人が重軽傷を負った児童殺傷事件から約5年。当時の2年生が今月15日に卒業式を迎えることになり、亡くなった7人にも卒業証書が授与されることになった。一部の遺族には式典後、手渡されるが、当時を直接知る児童の多くが卒業してしまうことで、事件の風化を懸念する声もあがっている。

なぜ児童に事件の記憶を留めなければならないのでしょうかねぇ。忌まわしい思い出は風化させるべきです。もしどうしても記憶にとどめなければならないとすれば、それは事件に立ち会った大人たちの心の中に残っていればいいことなのではないでしょうか。児童を巻き込むのは間違っていると思います。
紋切り型の文章というものは罪作りなものだと思います。