酔眼漂流読書日記

本と音楽と酒場と言葉

ぼっけえ、きょうてえ

ぼっけえ、きょうてえ (角川ホラー文庫)

ぼっけえ、きょうてえ (角川ホラー文庫)

ホラー小説ということですが、私にはあまり怖くありませんでした。女郎の悲惨な身の上話と、怪奇的なオチで構成されているのですが、なんとなく虚構としてのリアリティに入り込めませんでした。明るい場所で読んだせいかもしれません(笑)。
たぶんラジオドラマなどにしていただけると、それなりに怖かったのではないかと思いますけど。目をつぶって暗い場所で聞くというシチュエーションなら嵌りそうです。