酔眼漂流読書日記

本と音楽と酒場と言葉

歴史的傑作を記憶と記録にとどめるべし

http://arton.no-ip.info/diary/20050914.htmlより孫引き。

Andy Hertzfeld*1: 今年の1月にComputer History Museumというところで、オリジナルのMacintoshのマーケティングチームが講演をやったんだけど、その場では僕も含め最初のMacintoshにかかわったスタッフの多くも客席に座って話を聞いていた。で、最後の方で質疑応答をやったときに、年配の観客が立ち上がって、「MacPaintというのはプログラムの歴史上、最も素晴らしい作品だったんじゃないかと私は思うのですが、ソースコードを見せていただくということは可能なのでしょうか」という質問をしてきたんだ。その質問をした年配の観客というのは、実はドナルド・クヌース*2だった。

http://fukumori.org/diary/20050914.html#p01より

ああ。(一部の人には)ぞくぞくするようなやりとりなのではないでしょうか。

優れたソフトウェアは人類の知的資産として、その存在を保全され、確かなキュレーターの目を通して選別され、人々に公開されなければなりません。知的財産という意味で扱いが難しいことも重々承知していますが、ソフトウェアにも「博物館」の必要性が高まっています。

*1:Macintosh システム開発に関わった伝説的プログラマ

*2:アルゴリズムの Guru、TeX の作者