酔眼漂流読書日記

本と音楽と酒場と言葉

志ん朝のあまから暦

志ん朝のあまから暦 (河出文庫)

志ん朝のあまから暦 (河出文庫)

かつてNHKラジオの「お好み邦楽選」で志ん朝師匠が語った台本をベースに加筆された、日本の四季の事物を懐かしい言葉を織り交ぜながら語った本です。いちどきに読むのではなく、ちびちびと読んで楽しんでいます。「松がさね」「七草爪」などという言葉は恥ずかしながらこの本を読むまでは知りませんでした。
もともと放送台本ということもあり、今は亡き志ん朝師匠の語り口を思い出しながら読むとまた風情がありますね。