酔眼漂流読書日記

本と音楽と酒場と言葉

白洲次郎的

白洲次郎的 (新書y)

白洲次郎的 (新書y)

まれに見るバカ (新書y)」などの著作で有名な勢古浩爾氏による白洲次郎ファンブックです。とはいえこの本は白洲次郎氏のひととなりに触れたいと思って買う人向けではありませんね。そういう方はまず「風の男 白洲次郎 (新潮文庫)」「白洲次郎 (コロナ・ブックス)」そして白洲氏本人の手による「プリンシプルのない日本―プリンシプルは何と訳してよいか知らない。原則とでもいうのか。」を読んだほうが良いでしょう。
あくまでもこの本は、そうした予備知識をもち、かつ「まれに見るバカ (新書y)」などの本を面白いと感じた読者が、勢古氏と一緒に白洲次郎氏を肴に与太話をするという趣の本ですね。
ということで、ここのところ立て続けに白洲次郎本を読んだ私ですが、どれか二冊をと聞かれたら

白洲次郎 (コロナ・ブックス)
プリンシプルのない日本―プリンシプルは何と訳してよいか知らない。原則とでもいうのか。

の二冊をお勧めしておきます。順番はどちらでも構わないと思います。